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2021年07月07日

トイレで監禁!

7月4日(日) 15時30分頃、卓球連盟の天狗大会から帰宅し、トイレに入り、出ようとしたら、鍵がかかったままで戸が開かない。何か起きたのか、よくわからない。取っ手をもってガタガタさせるも、ウンとも動かない。完全にトイレ閉じ込められたのだ。

キツネに化かされたような気分になる。「おーい」と外にいる女房を呼ぶと、「どうしたの?」と外から声がする。

よく考えると変な話だが、「鍵がかかって、中から開けられないから、そちらから開けてみてくれ」と頼む。外からガタガタするも、内側と一緒で全然ラチがあかない。「どうしたのかしら」と女房も思案にくれている。

取り敢えず、ドライバー等を外の窓から入れてもらって、いろいろやってみるが、手の施しようがない。鍵は簡単にドライバーで外せるものではないことを思い知る。

あれこれ、考えた末、隣の武〇さんに頼むのが最善だと思いついた。彼はいろいろな道具を持っており、その道具を駆使した仕事もたくさん見せてもらっている。女房に武〇さんを呼んでもらった。

最初、彼も鍵を壊そうと思ったらしく、外で金槌をたたくような音がしていたが、壊れそうにないと判断したらしく、バカになった鍵を切り落とすことにしたようだ。外から鉄のノコギリのギイギイという弱弱しい音がする。「これでは何時間かかっても切れない」と外側の声。「よし、家から電動ノコ持って来る」といったと思うと、数分後、突如、耳をつんざく爆音が鳴り響いた。何とも頼もしい音だ。

それから数分後、突然ドアが開く。「わぁ!」という歓声が沸き、私も呆然としながらも、嬉しさがこみ上げてきた。感激の顔で武〇夫妻に頭をさげる。武〇さんも嬉しそうに、「よかったですねぇ」と答えてくれる。

現在、熱海では、考えられないような土砂崩れが起きているが、自分の身近にも、こんなありえないことが起きるのだ、とつくづく思った。ともかくも、すごい一日であった。



Posted by yamasin at 11:58│Comments(0)
 
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